ニキビ・ニキビ跡・脂性肌の改善
ニキビは顔面を中心に、前胸部、背部などの脂腺の発達した部位に好発する毛穴に一致した炎症性の皮膚疾患です。
基本的に、治りにくく、再発も多いため、慢性的に経過することが多く、悩ませられる疾患です。炎症をもったニキビは赤みが目立ち、治療が遅れると治癒後も赤みや色素沈着が長時間持続することもあります。また、炎症が強かったり、何度も繰り返していると瘢痕と呼ばれる凹凸の傷跡を残して治癒することもあります。
保険治療の問題点として、以下のようなことが考えられます。
顔面という目立つ部位に症状が現れるため、整容的にできるたで良い状態を維持したいという希望は当然あると思います。
この辺りを補助するために保険外治療を組み合わせることは意義があると思われます。
ここでは、ニキビにおける整容面の改善目的のために有効的と思われる保険外治療について、次の2段階に分けて考えてみます。
白ニキビといわれる「面皰」は、皮脂の過剰分泌と表皮に存在する毛包漏斗部の角化により毛包開口部がつまることが原因ですので、表皮の環境を改善させる施術や皮脂の分泌を減少させる施術が適応となります。
また、赤ニキビはつまった毛包内でのアクネ桿菌などの常在菌が増殖して、炎症性物質を放出することが原因ですので、殺菌効果のある施術が適応となります。
これらの機序に対して有効的と思われるメニューを以下に挙げてみます。
時間がたって完成されたニキビ後の凹凸病変は、時間経過である程度は目立たなくなりますが、完全には修復されません。これらの症状の組織的変化は、表皮の下にある真皮層にまで及んでいるため、改善させるためには真皮層の深くまで熱を加えたり、物理的に破壊して皮膚を再構築させる必要があります。
これらの機序に対して有効的と思われるメニューを以下に挙げてみます。