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しみに代表される色素性疾患の除去

一般的に“しみ”と言っても実は様々な疾患が含まれています。

患者様が「しみをとってほしい。」と受診された場合、まずどのような”しみ”なのかを診察しなければなりません。

それぞれの“しみ”には、いくつかの治療法がある場合や、施術によってはやっても効果がないもの、中には余計に悪くなってしまうものもあります。

また、一部の“しみ”の治療には保険が適用されるものもあります。また、いくつかの種類の”しみ”が混じっていることもあり、それらによって治療法も変わってくることもあります。

まずは診察によるカウンセリングが重要となります。
ここで、よく受診される“しみ”について説明したいと思います。

よくみられる”しみ”の種類

まずは、患者様が”しみ”と思われて受診される代表的な疾患を表にまとめてみました。
これらが混在していることもよくあります。

老人性色素斑
いわゆる通常の“しみ”です。中年以降の男女にみられ、主に顔面、手背、前腕伸側などの露光部に境界明瞭な類円形の褐色斑が出現します。紫外線や加齢による表皮の障害により表皮内にメラニンが蓄積されたものです。
雀卵斑(そばかす)
学童期より出現し、思春期に最も顕著となります。径2~3mmの小さい淡褐色斑が多発し、夏季の紫外線により増悪します。遺伝性性質があることが多く、メラニンを産生するメラノサイトという細胞の機能亢進により、メラニンが沈着することによります。
肝斑(※一部保険適用)
30歳以降の女性に好発し、顔面に対側性に生じるびまん性の境界がややはっきりしない淡褐色斑であり、とくに額、頬、口囲にみられますが、目の周りにはみられないことが特徴です。
特殊な“しみ”であり、肝斑については「肝斑」ページをご参照ください。
遅発性両側性太田母斑様色素斑(※保険適用)
20歳くらいから出現することが多く、典型は褐色~灰色っぽい円形の小色素斑が目の下~外眼部に散在します。表皮の下にある真皮内のメラノサイトによるメラニン沈着が原因であるため、後天性真皮メラノサイトーシスとも呼ばれます。
肝斑と誤診されていることも多い色素斑です。
脂漏性角化症
加齢に伴って出現する良性腫瘍で、盛り上がっているものからほぼ平坦なものまでさまざまで、色も黒色から薄い褐色のものまで様々です。老人性色素斑の内部から発生してくる場合もよくあります。治療は「ホクロや腫瘍の除去」のページをご参照ください。
太田母斑(※保険適用)
生下時または幼児期から、目のまわりやこめかみ周囲の片側のみに出現する青アザです。生まれつき存在する真皮内のメラノサイトとメラニン沈着が原因です。
扁平母斑
生下時または乳幼期から存在する境界明瞭な淡褐色の茶アザで、2~3歳頃までにはっきりしてきます。真皮のメラノサイトの増加はなく、表皮内のメラニン沈着が増強した色素斑です。思春期頃に上背部などに出現する巨大な褐色斑はBecker(ベッカー)母斑と言われる類似疾患です。
炎症後色素沈着(※一部保険適用)
湿疹、にきびなどの治癒後や、外傷後に褐色調の色が残ったものです。治癒の過程で一過性にメラニン産生が亢進して表皮内に沈着したものであり、時間は少しかかりますが通常は経過観察のみで徐々にうすくなっていきます。ただ、炎症の強さや、日常のケアが怠ると、長期に残存することもあります。

当院でのしみの治療について

大きく、レーザー・IPL機器を使用する方法と、それ以外の治療法に分けられます。

これらを組み合わせることもよくあります。

レーザー・IPL機器を使用する方法

機器にも種類があるため、どの施術を選択するかのポイントとしては次の3項目について考えてみることをお勧めしています。

①「しみ」の範囲 ②「しみの種類」 ③ダウンタイム


※スポット照射以外の全顔に照射する施術は、色素斑の改善に加えて肌質やニキビなどの改善効果もあります。
※IPL(ノーリス)は赤みの改善効果もあります。
※レーザーフェイシャルは脱毛効果もあります。

その他の治療方法

光を使うレーザー治療以外の方法としては、お顔全体のトーンアップを目的とした施術や、外用剤などの毎日のホームケアに適するものが含まれます。

治療法の選択の仕方

「しみ」の治療をどのようにしていくか決めるうえで、重要なポイントを4つあげてみました。

  • ① どの「しみ」を治療したいのか
  • ② 治療にかかる回数・時間・費用
  • ③ ダウンタイムについて
  • ④「しみ」以外の効果について

① どの「しみ」を治療したいのか

まずは、治療したい「しみ」の診断をはっきりさせる必要があります。しみの種類によって治療法が変わってくることがあります。また、治療したい「しみ」の範囲も重要です。境界がはっきりした特定の「しみ」なのか、そばかすや肝斑のように広範囲に広がった「しみ」なのかによっても、治療が変わってきます。

② 治療にかかる回数・時間・費用

1回で大きな効果があるのはピコレーザー(スポット照射)やQスイッチレーザーですが、その他の施術は基本的に定期的に施術を繰り返す方が効果的です。
ただ、これらの施術は「しみ」以外にも様々な効果があるため有用なケースもあります。

美白の外用剤や内服薬も基本的に長期にわたって継続する必要があります。
当然、照射範囲や回数によって費用も変わってきます。

③ ダウンタイムについて

ダウンタイムとは通常の日常生活に戻るまでの時間のことです。ここでは、施術に軟膏の外用が必要かや、お化粧がすぐに可能かどうかなどが問題となります。

ピコレーザー(スポット照射)やQスイッチレーザーは照射部位にかさぶたができるため、照射後1~2時間は軟膏の外用やテープの保護が必要となり、照射部位はお化粧も避ける必要があります。

その他の治療ではダウンタイムはほとんどないため、ダウンタイムを気にする必要はありません。

④「しみ」以外の効果について

「しみ」の部位しか照射しないピコレーザー(スポット照射)やQスイッチレーザーは、「しみ」の改善のみを目的としますが、他の施術はお顔全体に行うため様々な効果があります。お顔の脱毛ができたり、お肌のキメ、艶の改善、赤ら顔、ニキビの改善などの効果があるため、こちらをメインに考えられる方もいらっしゃいます。

このよういに、”しみ”の治療といっても、様々な選択があり、トータルで考えてどの治療が最も適しているかを皆様と一緒に考えていけたら良いのではないかと考えています。

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