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加齢や表情によるしわの改善

顔面のしわやたるみは年齢を重ねるにつれて誰もが避けては通れないものですが、その成因や要因にはいくつかの種類があります。大きく分類すると、以下のように分けることができます。

  • ①皮膚、皮下組織、筋肉、靭帯、骨などの変性や萎縮、拘縮などによる組織的要因
  • ②皮膚の折り曲げや収縮、伸展の繰り返しによってできる物理的要因

①は加齢や紫外線による皮膚そのものの構成要素の変化によるもので、膠原線維の不均一化や弾性線維の変性や真皮の細胞間基質の変化などによるものであり、組織学的には真皮の乳頭下層(真皮の上部)までの変化である“浅いしわ(小じわ)”や、真皮網状層(真皮の中~下層)にまで変化が及んだ“深いしわ(大じわ)”に分類されます。

②は顔面の様々な表情を作り出す表情筋の収縮・拘縮や重力が原因となる“表情じわ”が代表です。

当院ではこれらの“しわ”に対して、以下のように分類して治療に取り組んでいます。

小じわ レーザー機器を用いる
ハイドラフェイシャルケミカルピーリング
各種ドクターズコスメ
保湿剤によるスキンケア
ヒアルロン酸製剤の注入
大じわ ヒアルロン酸製剤の注入
表情じわ ボツリヌス製剤(ボトックス)の注射

また、近年は特定の”しわ”に対する治療だけではなく、老化のメカニズムに基づいて組織のボリュームアップや靱帯を補強することにより顔面全体を若々しくさせるようなトータル的な注入療法が推奨されてきています。

顔全体のトータル的注入治療 「VST-Shape」、「VST-Eye」
「True Lift」など

以下、各“しわ”についてもう少しくわしく見ていきましょう。

“小じわ”は真皮の乳頭下層までの変化による陥凹であり、小さなしわほど原因が皮膚表面に近い部分にあります。臨床的には、肌荒れ、かさかさ、きめの乱れとして見受けられます。

その主因として、以下のものが挙げられます。

  • ・表皮の角化遷延、貯留性肥厚、萎縮
  • ・真皮乳頭層の萎縮、欠落
  • ・真皮乳頭下層の弾性線維症(紫外線による弾性線維の変性)

当院での治療・対策

・基本的なスキンケアとして、角質補正のために角質水分量を保つための保湿剤の外用

ヒルドイドローション、ビーソフテンローションなど

・角質除去やそれを介した真皮乳頭部の再構築

ハイドラフェイシャルケミカルピーリング

・ロングパルスのレーザー照射により、真皮乳頭層のコラーゲンを刺激して産生促進

レーザーピール

・貯留性角質の脱落、真皮乳頭層のコラーゲン産生増加をねらったレチノイン酸外用

トレチノインクリーム

・抗酸化作用による紫外線防御、コラーゲン合成促進、
 分解抑制をねらった抗酸化剤の外用、内服

高濃度ビタミンCローションアスタキサンチンジェルなど

いずれも、長期間の使用や回数を重ねる必要があり、根気よく続ける必要があります。

また浅いしわにでも使用できる粒子のない均一化されたヒアルロン製剤を注入する方法も有効です。こちらに関してはヒアルロン酸による治療のページを参照ください。

“大じわ”は真皮乳頭層の下の真皮網状層にまで及んだ陥凹であり、主に膠原線維束の走行が不均一になった結果として現れます。①の加齢や紫外線による組織的変化に加え、②の表情筋の収縮、拘縮も重なって形成されます。
このレベルのしわに対しては、表皮から作用させる薬剤や、レーザー機器による真皮層の加熱では効果はほとんど期待できません。効果が期待できるのは、filler(フィラー)と言われる注入剤や、形成外科学的な手術による除皺術です。

フィラーといっても近年は様々な種類があり、コラーゲン、ヒアルロン酸、ハイドロキシアパタイト製剤や、自己の細胞や増殖因子を注入する自己脂肪注入、PRP(自己多血小板血漿療法)などがあります。この中で最も普及しているのはヒアルロン酸です。ヒアルロン酸はもともと真皮内の基質や関節内に含まれる生体成分であり、アレルギー反応がほとんど起こらないため、事前の皮内テストも不要です。

当院での治療・対策

当院ではヒアルロン酸の注入による治療を行っています。
ヒアルロン酸製剤の治療については、ヒアルロン酸製剤による”しわ”、”たるみ”の治療のページを参照ください。

”表情じわ”とは、顔面に色々な表情を作った時に現れる”しわ”のことであり、安静時に存在するしわとは、少し意味合いが異なります。
顔の筋肉を動かす時に形成される目尻のしわや、眉間の縦じわ、額にできる横じわが代表です。
表情じわは顔面の表情筋の収縮により、筋肉の方向と垂直な助方向に形成されます。表情じわは誰にでもできるものですが、加齢によって表情筋が衰えたり、皮膚を支えている支持靱帯という組織が弱ってくると表情じわが元に戻りにくくなり、形がついてしまうと安静時にも元に戻らなくなってきます。

表情じわも年齢を重ねるほど目立つようになるしわですが、年齢が若くても注意が必要です。
考え事をするたびに眉間にしわを寄せる癖や、顔をしかめていることが多かったり、頬づえをついていたりする癖が日常的にあると、しわがもとに戻らず、刻み込まれてしまいます。

この表情じわを目立たなくするのに効果的なのが、ボツリヌス毒素製剤の注射です。

当院での治療・対策

当院では、ボツリヌス毒素製剤の注入による治療を行っています。
ボツリヌス毒素製剤の治療については、表情じわの改善(ボツリヌス毒素製剤注射)のページを参照ください。

一番初めに述べましたが、老化の原因として、皮膚や皮下組織、筋肉、骨の変性、萎縮、減少による「ボリュームロス」や、顔面骨格と皮膚をつなぎとめる靱帯のゆるみによりフェイスラインが崩れ、顔面が全体的に垂れ下がることで顔全体の各部位に”しわ”や”たるみ”が形成されます。
これらの点に着目して、ボリュームアップや靱帯の補強により顔面全体を若々しくさせるような注入方法が推奨されてきています。

これらの方法では、”しわ”や”たるみ”の直下の部分に注入するのではなく、まずは骨格の衰退した部分や靱帯の部位に土台を作るためにヒアルロン酸製剤を注入し、その後補充するためにしわの部分に注入していきます。また、ヒアルロン酸だけではなくボツリヌス毒素製剤も併用し、複合的に治療していきます。

当院での治療・対策

当院では、アラガン社が提唱する「MD Codes」に基づいた注入療法や、ガルデルマ社が提唱する靱帯の部位に注入する療法を行っています。
詳しくは、ヒアルロン酸製剤による”しわ”、”たるみ”の治療のページを参照ください。

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