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赤ら顔・毛細血管拡張症

皮膚が赤く見えるのは、表皮直下の真皮内の毛細血管が拡張して血流が増加することが原因です。通常の湿疹やニキビなどでも赤くなりますが、通常は一過性で時間の経過とともに元の状態に戻るため消退します。何らかの原因で毛細血管の拡張が残ってしまうと、皮膚の赤みも消えないで残ってしまいます。
毛細血管拡張症には様々な疾患が含まれますが、ここでは整容的な治療の対象となりそうな「毛細血管拡張症(毛細血管奇形を含む)」と、少し範疇は異なりますが、血管を構成する細胞が増殖して赤いできものを作る「血管腫」についても言及します。

毛細血管拡張症・毛細血管奇形

上記のように、真皮内に毛細血管拡張が生じている状態ですが、病的な場合とそうでない場合があります。
病的なものとしては、慢性の炎症性疾患である「酒さ」や、「酒さ様皮膚炎」、毛細血管の拡張や奇形に伴う「ポートワイン母斑(=単純性血管腫)」「クモ状血管拡張」「静脈湖」などが含まれます。
病的ではないものとしては、加齢による場合や、湿疹やニキビ、外傷後などに炎症によって反応性に拡張した毛細血管が遷延して消退しにくい状態などがあります。

血管腫

血管腫は毛細血管拡張症や奇形と異なり、血管を構成する細胞成分が増殖したものです。
乳児期よりみられる「乳児血管腫(=イチゴ状血管腫)」が代表的ですが、成人期以降にみられる「老人性血管腫」や、外傷後などにみられる「毛細血管拡張性肉芽腫」などもこの範疇に含まれます。

当院での治療について

これら毛細血管拡張や血管腫の治療として、「色素パルスレーザー」と呼ばれる血管病変用のレーザーが一般的でしたが、当院で導入したI2PL治療機器「ノーリス」も高い治療効果があります。
ただし、色素パルスレーザーに保険適応のある「乳児血管腫」、「ポートワイン母斑」については当院では治療を行っておりませんので御了承ください。
また、保険治療が存在する「酒さ」、「酒さ様皮膚炎」や「ニキビ」については、まずは保険治療を試みていただき、治療に難渋する場合に保険外治療を考慮していただく方針とさせていただきます。

以下、I2PL治療機器「ノーリス」の適応となる病態を挙げてみます。

  • ■加齢に伴う毛細血管拡張症、酒さ

    拡張した毛細血管の太さにより、さまざまな症状がみられます。目に見えないレベルの極細の場合は、ぼんやりと赤くなる「びまん性紅斑」、いわゆる「赤ら顔」の状態になりますが、目に見えるレベル(0.1mm以上)になると、ミミズが這ったような樹枝状の毛細血管が現れてきます。頬部や鼻の下によく見られます。
    「酒さ」も第1度の場合は、ほぼ同様の症状となります。

  • ■持続するニキビや外傷に伴う炎症性の赤み

    炎症のある赤ニキビは治療した後もしばらく赤みが残ることはよくありますが、通常は時間の経過とともに消退していきます。しかし、炎症が強かったり、繰り返した場合に赤みが長期間にわたって遷延することがあります。炎症に伴う血管拡張が何らかの原因で遷延している状態と思われます。

  • ■「クモ状血管拡張」や「静脈湖」などの血管奇形

    「クモ状血管拡張」は中心部に点状の紅色丘疹があり周囲に放射状に毛細血管の拡張がみられクモが足を広げたような外観となります。妊婦や小児にもみられることがありますが、この場合は自然消退することが多いです。
    「静脈湖」は高齢者の口唇や耳介にみられる濃紫青色の小結節としてみられます。
    いずれも毛細血管の拡張が主体のできものです。

  • ■「老人性血管腫」や「毛細血管拡張性肉芽腫」などの小型の血管腫

    「老人性血管腫」は鮮やかな数mm大の紅色丘疹が体幹をメインに散在するできもので、加齢とともに数が増えてきます。
    「毛細血管拡張性肉芽腫」は外傷などをきっかけに出現する暗赤色~鮮紅色の数mm~1cm大のドーム状に盛り上がった腫瘤です。
    いずれも限局性に血管成分が増殖したものであり、分類上は血管腫に分類されます。

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