• 「水光注射」とは？
• 「HYCOOX Injector」の特徴　
• 導入する薬剤と効果について
  ・ダームエデンPRO　・ネオファウンド
  ・スキンボトックス　・エクソヒーラーP198
  ・ジュベルック
• 施術の流れ
• よくある質問、注意事項
• 費用について

韓国では「水を帯びたようにみずみずしく潤った艶感があり、内側から発光するような肌質」 のことを「水光肌」と呼んでおり、人気のベースメーク法にもなっています。「水光注射」は 韓国発祥の人気施術であり、このような「水光肌」を目指すべく開発された施術です。

「水光注射」とは？

「水光注射」とはデバイスの針を用いて美容効果のある薬剤を直接皮膚の浅層に広範囲に注入する治療です。
レーザーや他の施術機器のように光や熱を加えるわけではないので、注入する薬剤そのものの特性が効果として現れることになります。直接お肌に注入するため、塗布する化粧品などよりもはるかに高い効果が期待できます。そのためには薬剤を皮膚の内部に確実に届けること（ドラッグデリバリー）が重要となります。

薬剤を皮膚の内部に導入する方法は様々な手段がありますが、針を用いた注入は最も確実な方法です。針を用いた注入法にもいくつか方法がありますが、最新の水光注射のデバイスを使用することで、薬剤導入を効率よく実現できます。

「HYCOOX Injector」の特徴

当院で使用する「HYCOOX Injector（ハイコックスインジェクター）」は上記に述べたように 効率よく薬剤を皮膚の内部に届けるための工夫が施されています。

ハンドピース先端は細い針が9本装着されたスタンプ型の構造をしており、お肌に密着させると 圧を感知して皮膚を吸引しながら薬剤を均等に注入します。この際、液漏れによるロスを最小限に抑えます。
この「液漏れによるロス」はとても重要なポイントで、施術の効果に直結する部分です。
（いくら針を刺していても、薬液が注入されていなければ効果は減弱してしまいます。）

また、薬液の粘性に関わらず、液漏れなく注入ができることも特徴となっています。
（一般的に、粘性の低いさらさらした薬剤は液漏れによるロスが大きい）
つまり、様々な薬剤を効率よく皮膚内部に導入することが可能です。
韓国でも「HYCOOX Injector」は液漏れのない機器として広く知られており、より高い施術効果を望む患者様から支持されています。

導入する薬剤と効果について

使用される薬剤は「スキンブースター」とも呼ばれ、様々な製品があります。注入用の製剤であれば、基本的にすべて可能ですが、真皮層の細胞外成分（コラーゲン、エラスチンなどの線維成分やその間を埋める基質）である細胞外マトリックスの増殖に働きかけるECM製剤や、皮膚細胞の自己再生能を促進させたり、細胞増殖に働きかける製剤、メラニン抑制、美白効果のある製剤などがあります。
以下、水光注射で導入可能な薬剤と主な効果をまとめました。
（各薬剤の枠をクリックすると詳細ページにリンクします。）

まずは、「肝斑」を含むお顔のしみやくすみの改善・美白効果が期待できる製剤です。

■ダームエデンPRO
有効成分として、高純度のナイアシンアミド、トラネキサム酸、ビタミンEが配合された製剤です。いずれも美白、メラニン抑制作用があり、お顔のしみ、くすみ、炎症後の色素沈着、肝斑の改善効果があります。お顔だけでなく、首回り、デコルテ、手の甲にも使用できます。

次は、多数のアンチエイジング成分を詰め込んだイタリア製の若返り注射製剤「ネオファウンド」です。「ネオ注射」として有名です。

■ネオファウンド
抗酸化成分、美白成分、抗しわ成分、アミノ酸などの多種類の若返り効果のある有効成分がミックスされたECM製剤で、「ネオ注射」と呼ばれている製剤です。
抗酸化作用、メラニン抑制作用による美白、トーンアップ効果、抗炎症作用による赤み、赤ら 顔、ニキビ跡の赤みの改善、コラーゲン、エラスチン増生によるしわ・ハリの改善、弾力アップ、ヒアルロン酸の保水力によるお肌のうるおい感アップなど様々なアンチエイジングの効果が期待できます。

次は、表情じわの治療で有名な「ボツリヌス製剤」です。ただし、水光注射で用いる場合は、打ち方も目的も少し変わってくるため、「スキンボトックス」や「マイクロボトックス」と呼ばれています。

■ボトックスビスタ（スキンボトックス）
ボツリヌス製剤を皮膚の浅い部位である真皮～皮下脂肪層の多数の箇所に少量ずつ注射します。表情筋にマイルドに筋弛緩作用が生じることにより、表情による小じわを改善させる効果もありますが、それ以外にお顔表面の肌質改善効果（ハリ、つや、引き締め）や、毛穴の収縮、汗腺や脂腺を抑制する作用も確認されています。

以下は、近年注目されている製剤です。

まずは、最近話題の「エクソソーム」の製剤です。
エクソソームは各細胞が分泌する他の細胞との情報伝達に関わる物質で、細胞の再生、老化にも関係することがわかってきました。これを皮膚の細胞のアンチエイジング目的に開発されたものが、アンチエイジング用のエクソソーム製剤です。

■エクソヒーラーP198
エクソソームにも様々な細胞由来の製剤がありますが、「エクソヒーラー」は0歳児の最も新鮮な臍帯血幹細胞由来のエクソソームです。
さらに、細胞の成長、分化に必要な6種類の成長因子が含まれています。この中でも特に重要とされるGDF11は「若返り因子」とも呼ばれる成長分化因子の一種で、他のエクソソーム製剤に比べて、約60倍含有されています。お顔のキメ、ハリ、弾力、赤み、毛穴、ニキビなど様々な改善効果が期待できます。

最後は、「ジュベルック」です。
ジュベルックはバイオプラスチックとして工業的にも重要な物質であるPDLLA（ポリDL乳酸）の製剤で、傷跡やニキビ跡を盛り上げる効果に優れています。

■ジュベルック
ジュベルックはPDLLA（ポリDL乳酸）を有効成分とするコラーゲン再生に優れたスキンブースターです。
皮膚内部に注入することによりその分解過程で炎症性の組織異物反応が起こり、この異物反応が引き金となり、真皮内のコラーゲンやエラスチンの新生が促進し、ニキビ跡、傷跡の修復や、毛穴の縮小、お肌の引き締め、ハリの改善などの効果が生まれます。

製剤についてより詳しい説明は、薬剤導入治療のページを参照ください。

施術の流れ

まずは一度来院されて、カウンセリングを行ってから、施術日を決定します。

来院後の流れ

カウンセリング

まずは診察を行い、適用があるか判断いたします。デュアルピールを希望された方には、その原理や治療効果について説明いたします。

洗顔

（以下、施術日）
洗顔をしていただき、お化粧、油分を落としていただきます。

麻酔

クリームによる表面麻酔を約30分間行います。

施術

施術を行います。

アフターケア

施術終了後、鎮静目的のマスクパック（オプション）を行います。
その後、保湿とUVのケアをしていただいて、帰宅します。

よくある質問、注意事項

・痛みはありますか？

基本、クリーム麻酔を約30分塗布してからの施術となりますので、ゼロではありませんが許容範囲となります。

・日常生活に支障はありますか？（ダウンタイム）

施術直後は注射部位の発赤と、一部点状の内出血がみられます。数日～1週間以内には消退しますが、お化粧でカバーすることは可能です。

・施術後の経過について

薬剤にもよりますが、お肌のハリや質感の違いは施術後1週間以内に実感できると思います。毛穴や色素沈着の改善には少し時間がかかると思いますが、回数を重ねるごとに着実に効果は出てきます。

・施術回数、期間について

すべての薬剤について言えることですが、1回の施術で大きな改善を得ることは難しいと思われます。お顔全体に効果のある施術ですので、やはり回数を重ねるごとに効果も上がっていきます。
推奨されるのは、2～4週間の間隔で最低4回以上、できれば5～10回の施術を推奨しています。

費用について

※表示はすべて税込価格です。
※当院では自費診療においてクレジットカードのご利用に対応しております。